Contact Us     Link


初秋の尾瀬散策
(2009.9.8)

尾瀬の御池を出発して燧ヶ岳の裏道を通って尾瀬ヶ原に入り、見晴から山の鼻を通って鳩待峠まで19.5km歩きました。

Domestc Travel > 初秋の尾瀬散策

初秋の尾瀬散策(2009.9.8、1泊2日)

【全行程】

 今回の尾瀬散策は、浦佐を起点として、奥只見湖の定期船を使って御池から尾瀬に入り、尾瀬ヶ原を通って鳩待に抜ける約20kmのコースを歩くことにした。紅葉には早い9月初旬の初秋ではあるが、観光客も少なく、のんびりとした旅で、秋の高山植物をゆっくり観賞できた。

2009.9.8(火)、晴れ
 前日の宿泊地の宮城県柴田町から東北新幹線で大宮駅で上越新幹線に乗り換え、浦佐に昼頃に到着して駅前で昼食を取った。
上越新幹線浦佐駅の東口駅前13時40分発(7:55発の午前1便、13:40発の午後1便の計一日2本)の奥只見湖行の南越後観光バスに乗り、銀山平経由で終点奥只見湖のバス停に15時に到着した。そこで、湖を南北に走る定期船に乗り、15時20分発で尾瀬口に16時に到着した。船内の約40分間は周囲の景色をゆっくり眺めながらの移動であるが紅葉には早い時期でした。定期船の尾瀬口からは、会津乗合自動車の予約バスで16時5分発で御池のバス停留所に16時50分に到着した。御池の宿泊場所は御池ロッジ(電話0241-75-2350)で、数日前に宿泊予約をしておいた。ここもシーズン前ということでそれほどには混雑していなかった。到着前には山小屋と思っていた御池ロッジは、以前は国民宿舎であったが、現在は大きなホテルの建物でとてもくつろげる旅宿でした。17時半頃に入浴して18時から夕食を取った。浦佐から同じバス・船・バスと乗り継いできた旅行客が御池ロッジに宿泊し、偶然にも夕食も同じテーブルでしたので、話が弾み、聞いてみると、木曽の方で蕎麦屋を営んでいるご主人とのこと。なんでも、木曽の方はクマが出没するようで、尾瀬の一人歩きのクマに出くわすことを心配しているようでした。
明日の散策コースをフロントの係員に聞いたら、沼山峠・尾瀬沼から尾瀬ヶ原に入るより燧ヶ岳の裏道を通って尾瀬ヶ原に入るほうが近いとのことでしたので、そのコースを選ぶことにした。御池ロッジは携帯電話の電波が届かないこと、電話回線のケーブルが敷設されていないために、ホテルの公衆電話は衛星向け携帯電話とのこと。自宅に無事を連絡して、21時には就寝した。

2009.9.9(水)、晴れ
 朝6時に起床して6時半から朝食を取り、ロッジを7時過ぎに燧ヶ岳裏道に向けて出発した。西田代を経由して、三条の滝(10時)、平滑の滝(11時)を見て尾瀬ヶ原の見晴十字路(12時10分)に昼食を取った。見晴を12時40分に出発して至仏山を前方に見ながら山の鼻に向かう。尾瀬ヶ原に咲く高山植物は8月のニッコウキスゲからバトンタッチされた初秋の気配を感じる控えめな花々である。何とも共感を覚えるのは私だけでしょうか。オゼヌマアザミ、ウメバチソウ、ゴマナ、ハンゴンソウ等々、撮影した写真を掲載しましたが、どれみても控えめである。山の鼻を14時50分に出発して鳩待峠に1時間後の15時50分に到着した。鳩待峠からは尾瀬戸倉までの合乗バス・タクシーが16時30分発で、戸倉からは路線バスで鎌田乗り換えで沼田駅に18時37分に到着した。沼田から高崎に出て、そこから新幹線で東京経由で自宅の千葉外房に22時40分に到着した。

浦佐から尾瀬までの交通
浦佐(観光バス13:40発)⇒奥只見(定期船15:20発)⇒尾瀬口(予約バス16:05発)⇒御池(16:50着)
交通費:浦佐⇒(バス900円)⇒奥只見湖⇒(定期船1150円)⇒尾瀬口⇒(予約バス1500円)⇒御池

尾瀬散策コース
御池ロッジ(7:10発)⇒(7.5km)⇒三条の滝(10:00発)⇒(2.7km)⇒見晴(12:40発)⇒(6.0km)⇒山の鼻(14:50発)⇒(3.3km)⇒鳩待峠(15:50着)
  散策距離 19.5km、所要時間 8時間40分

尾瀬から沼田までの交通
鳩待峠(16:30発)⇒尾瀬戸倉⇒鎌田⇒沼田駅(18:53発)⇒高崎駅(20:01発)⇒(上越新幹線)⇒東京(21:00着)

 

【感想】
これまでに、ミズバショウの春、ニッコウキスゲの夏、紅葉の秋、季節それぞれの尾瀬を散策しましたが、初秋の尾瀬は今回が初めてでした。初秋の尾瀬の花々はとても可憐で見る人の心が和むように感じた。
四季折々の尾瀬は私を優しく迎えてくれる、時には、「ただいま!」と呟きたい程に意心地の良いこの地に、是非また帰って来たいと思った。


【写真・動画】 尾瀬の高山植物

↑ イワショウブ
↑ ウメバチソウ
↑ エゾエンゴサク
↑ オオバセンキュ
↑ オゼトリカブト
↑ オゼヌマアザミ
↑ オゼリンドウ
↑ ハンゴンソウ
↑ ヒツジグサ
↑ エゾエンゴサク
↑ チョウジギク
↑ ゴマナ

(注)高山植物を良く御存じの方は上記の花名をお知らせください。(間違っていたらメールをください。)