Contct US    Link


四国・四万十川バイクツーリング
(2009.10.11)

四国の四万十川沿いの道路をツーリングし、四国カルストや瀬戸内海の夕やけこやけラインにも行きました。
(右図の赤紫色ラインがナビの走行軌跡)

Bike > 四国・四万十川バイクツーリング

四国四万十川沿い バイクツーリング(2008.10.11-10.16、5泊6日うち船中2泊)

【全行程】

(準備)
四国までの移動は体力を考えて有明から徳島までのフェリーを利用することにした。東京と四国経由で北九州を結ぶオーシャン東九フェリーを選び、東京予約センター(03-5148-0109)に前日までに予約した。帰路は徳島での予約。
フェリーの料金は、往路はカジュアルフェリー2等寝台の11490円とバイク(750cc未満)の東京・徳島間の特殊手荷物運賃を含めて19410円、復路は2等で1割引で16460円の計35870円であった。
(午前中、息子のシニアの試合撮影があったので佐倉シニア野球場に行って、昼頃に帰宅して準備してから出発)

2009.10.11(日)、1日目 晴れ
午後3時千葉の自宅を出発して、東京から四国徳島までのオーシャン東九フェリーに乗るために東京(有明)の東京フェリーターミナルに向かう。
オーシャン東九フェリーは東京・徳島・北九州(新門司)の1163kmを34時間で結ぶフェリーであるが、今回は東京と四国徳島を結ぶ航路を利用して、東京から徳島までバイクと私はフェリーで移動する。東京フェリーターミナルを19時出航なのであるが乗り遅れないように余裕を見ての自宅出発である。大網で給油(4.29リットル、511円)
東金道路から湾岸線経由して有明出口下車から東京フェリーターミナルに17時半頃到着し、出航までに時間があったので付近のコンビニで夕食と翌日の朝食を調達したが、その際、コンビニの駐車場でバイクを立ちゴケしてしまって最初から不安な幕開けであった。でも、幸い怪我はなくてよかった。気を取り直して、テントとかの荷物を一旦下ろしてからバイクを起こしてターミナルに出航前の18時までに何とか着くことができた。18時10分にフェリーに乗船して、バイクはハンドルロック、サイドスタンド、ローギアにして、係員が転倒防止用のベルトで固定した。船は波で揺動するからだ。
部屋は2等寝台のみのカジュアルフェリーで20人毎の大部屋の10個の2段ベッドが設備されており、僕は下段のベッドであった。周囲は日没後の19時にはかなり暗くなり、美しい東京湾の夜景だけが船旅のスタートを飾ってくれた。フェリーは予定通り19時に出航し、間もなく夕食を取ってから翌日からの移動ルートを検討していたが、船の揺れの心地良さも手伝って21時には寝てしまった。                    
本日の走行距離80km

2009.10.12(月)、2日目 晴れ
7時半に起床。海も凪いでいたので船内は心地良かったこともあって約5時間位はぐっすり眠れた。残りは慣れないこともあって、時々目が覚めていた。8時頃に朝食を取りながら、海の向こうでゆっくりと流れ行く陸地を眺めていた。串本沖では携帯電話の電波が少し強くなって使えるようになった。
潮岬沖の船内で70歳位のご夫婦とお話しする機会があったので、旅行の話題で色々と楽しかった。今回の旅行は九州までのことであるが、国内・海外を問わず各地・各国に夫婦で旅行をしているようでした。何とも羨ましい限りです。うちの奥さんは海外旅行専門(高級志向)で、僕は国内専門(庶民的)である。
徳島到着前に昼食を取り、徳島のフェリーターミナル13時過ぎに到着したので、出発の準備をして出発。バイクは徳島高速道路の徳島ICを入り、徳島を後にして川之江東JCTを経由して高知高速道路を快走して高速道路の終点の須崎東ICを下車して下分申に到着。
途中、ガソリンが無くなりかけたのと、高知高速道路には給油所がないのがわかったので土佐で一旦下車して給油(9.4リットル、徳島フェリーターミナルから155km)して再度高速に乗車した。徳島から高知まで割引料金で1000円、高知で乗車して須崎東まで450円。
当初の予定では四万十(旧中村)か四万十大正のキャンプ場まで行こうと思っていたが、夕方の5時半で暗くなってきたので、先に進むのは諦めて197号線を進んで四万十源流の家に18時半頃到着してバンガローに泊まった。夕食を取ってから日記を書いて23時頃就寝。
本日の走行距離231km
徳島フェリーターミナル − 徳島自動車道・吉野川SA( 78km)
同吉野川SA − 須崎東IC(116km)
須崎東IC − 四万十源流の家( 37km)

2009.10.13(火)、3日目 晴れ
7時15分起床、バンガローで四万十川源流のせせらぎを聞きながらゆったりと目覚めるのはとても身も心も気持ち良い。8時頃に朝食を取ってから今日の行程を検討して9時半頃に宿を出発した。四万十川全長196kmの出発である。途中は窪川経由で56号線を南下して四万十川の太平洋の河口に12時頃到着した。暫し広い河口を眺めながら小休止をした。河口付近で給油(6.93リットル)
そこから、四万十川を上流へと進み、初めに佐田の沈下橋でバイクを止めてカメラをバイクハンドルに固定した。橋には欄干がないので少し怖い感じがするが、バイク免許の一本橋よりかははるかに幅広いので橋を往復渡り動画撮影した。その後、441号線に沿って上流に向かうが、沈下橋はいたる所で見ることができる。四万十川の洪水や氾濫があっても橋自体は水没して流木等で壊されたり流されたりしないようになっている。
午後2時半頃に江川崎の「いわき食堂」にて四万十川でとれた川エビの定食を食した。アユもあったが時間があまりなかったので諦めた。14時40分頃に江川崎を通過してからは土佐街道(381号線)を上流に向かったが、四万十川はいたるところで蛇行しており、必ずしも道路は川に全て沿っているわけではなくて、離れている個所もある。
バイクを更に上流へと走らせたが、当初予定の窪川までの行程は諦めて、午後4時頃に四万十大正を少し過ぎた当たりのリバーパーク轟でテントを設営した。ここは四万十川沿いの公園のような場所で、水道・トイレ等の設備の整ったキャンプ場。一旦、街中まで戻って夕食と明日の朝食の食材を調達して、テント、シュラフ、ガスバーナーなどを準備した。午後6時頃に食事時には辺りは段々暗くなってきたので、懐中電灯を灯してビールとカレーライスを食べた。あたりは広大なキャンプ場であるが、私一人で周囲も暗いので少し心細かったが、キャンプは楽しみの1つであったので少し危険は覚悟して野宿を決めた。夜9時頃には床に着いたが、夜中に起きてテントの外から眺めたら満天星空で天候に恵まれたことに感謝した。でも、テントの設営場所があまり良くなかったのか、頭上には予土線の鉄橋があったので夜は1時間に1回程度の列車の通過ではあったが結構うるさかった。
本日の走行距離178km
四万十源流の家 − 四万十川河口(75km)
河口 − 佐田の沈下橋 − 江川崎 − リバーパーク轟(103km)

2009.10.14(水)、4日目 晴れ一時雨
7時頃に起床。朝方の予土線の通過列車の音で起こされたようだ。夜中に何度か目が覚めてテントの周辺を見回ってみたが、特に何もなく無事に朝を迎えた。早朝は特に鳥の鳴き声や車両走行音などでぐっすり眠れなかった。朝食を取ってからテントの露を乾かして撤収し、リバーパーク轟を8時頃に出発して窪川経由で19号線・197号線に至る。窪川で給油(8.0リットル)。太平洋の河口から船戸近くまでの約190kmの四万十川遡上とここで別れを告げた。
本によると、四万十川は、以前には渡川と呼ばれていたが、平成6年7月25日から正式名称を四万十川(渡川)と改め、幹川流路延長196km(1級河川で国内11位)と記されているが、船戸付近が源流であろう。いくつもの支流があり、これらが集まって川を形成しているので、どれも四万十川の起点にも思えるようであった。ちなみに、流域面積は2270平方km。バイクツーリングの方は、四万十川と別れて一路四国カルストに向かった。
197号線からは439号線に入り、天狗高原で昼食に川魚まごち定食を取ってから四国カルスト内を通る383号線を通って五段城経由で姫鶴平までを往復した。この辺の四国カルストが絶景で、また、姫鶴平付近には風力発電の風車が大きく回転していたのでこの当たりは風の強い日数が多いのだろう。
この四国カルストは、山口県の秋吉台、福岡県の平尾台と並んで日本の三大カルストの一つと言われている。約3億年前に起こった海底火山の噴火によって、海底から四国山地が隆起し、現在見える白いごつごつした岩は、海底のサンゴ礁が積み重なった石灰岩で、隆起後の長い年月をかけて浸食されたものである。また、この辺は標高1400m位の高原なので、四国山地の山々を展望することができるが、生憎、曇っていたために土佐湾は見ることができなかった。バイクは、天狗高原からカーブのそれほどきつくない48号線を下って197号線に再度出てから一路大洲に向かった。大洲ではにわか雨に見舞われて雨具を着たり脱いだりでせわしなかった。大洲からは伊予出石はさほど遠くなく、伊予出石には16時頃に到着した。途中の白滝で給油(4.88リットル)。
伊予出石駅前まで走らせたが、JRが迂回路を敷いたことがあって、出石駅は駅に見えないような小さな無人駅であり45年前の面影はなかった。
春樹さんの家は大和橋のたもとにあるので直ぐに分かった。橋は以前よりは大きく綺麗になっていたが、橋からのゆっくりとした水の流れや頂く山の風景は昔とほとんど変わっていなかった。家には、薫さんと薫さんの母と春樹さんの奥さんがいたので、1時間ほど歓談して春樹さんの家を17時頃に出発して、長浜からは、夕陽を背に受けながら時にバックミラーできれいな日没風景を楽しみながら夕やけこやけラインを松山方面にバイクを走しらせた。松山高速道路の伊予ICから高速に乗って徳島に向かったが、松山を過ぎたあたりから雨が降ってきたので、明るいうちに鳴門はおろか、新居浜までも行けないと判断して川内で下車して温泉センターと宿泊施設が併設されている「利楽」に19時頃に到着して泊まることになった。
本日の走行距離254km。
リバーパーク轟 − 天狗高原(91km)
天狗高原 − 姫鶴平周辺 − 梼原 − 大洲(89km)
大洲 − 伊予出石 − 川内(東温)(74km)

2009.10.15(木)、5日目 晴れ
6時に起床して、今日は徳島にフェリー出航1時間前の10時半までに到着する必要があったので先を急いだ。出発準備をして川内を7時過ぎに出発。川内ICから松山高速道路に入り、石鎚山SA経由でその先の吉野川SAで朝食を取った。石鎚山SAで給油(4.26リットル)。
吉野川SAでは、松山からのライダーに会い、1人はハーレー、1人はW400で30歳代に若者2人で四国八十八か所巡りをしながら美味しいものを食べたり、地方のお祭りなどを見学したり撮影したりしながらバイクで移動するのが楽しみとのことであった。1時間程会話をして、私は一路、徳島高速道路を徳島まで走らせた。徳島で給油(5.08リットル)。
徳島フェリーターミナルには予定の10時半に到着して、フェリーに乗船して間もなくの11時半に出航した。船内で昼食を取り、午後はツーリング日記をまとめて、夕食後に入浴して21時頃には就寝。
本日の走行距離185km(川内−徳島フェリーターミナル)

2009.10.16(金)、6日目 晴れ
フェリーは早朝5時半に有明に到着したので、千葉の自宅まで湾岸自動車道を使って帰宅した。
(その後、朝食を取って東京の会社に出勤した。ああ、しんど!!)
本日の走行距離80km

全走行距離1008km、ガソリン給油42.84リットル+2.96リットル=45.8リットル消費
燃費 1008km/45.8リットル=22km/リットル


【感想】

今回の四国ツーリングは、当初、東京から四国までをバイクでツーリングする予定であったが、家族の反対(笑)で、東京と徳島間は疲れないで安全なフェリーを利用して、四国内を中心としたツーリングであった。それでも、全行程で約1000kmとなり、久しぶりの充実したツーリングであった。また、以前からの希望の四万十川の196kmを走行し、四万十川でとれた川エビを食することもできた。
帰路には、母の故郷の愛媛県伊予出石の親戚の家にも立ち寄って、従兄弟とも35年ぶりの再会を果たした。


【写真・動画】 動画を見たい方は文字の「動画」をクリックしてください。

↑ 徳島行きフェリー
↑ フェリー内の風景
↑ 四万十川
↑ 四万十川源流の家のロッジ
↑ リバーパーク轟キャンプ場
↑ 四国カルスト
↑ 有明行きフェリー2等客室
↑ 同フェリー2等客室寝床
↑ 有明行きフェリーからのサンセット風景
   
↑ 沈下橋 動画

当コンテンツの動画(Flash)をご覧頂くためにはFlash Playerが必要です。
下記のいずれかをダウンロードして下さい。(無料)

GOM Player(http://www.gomplayer.jp/)
Adobe Flash Player(http://get.adobe.com/jp/flashplayer/)